こんにちは、いながき(@s1nagak1_beer)です!
チェコから日本に一時帰国する用事があったのでKLMオランダ航空でプラハからアムステルダムを経由して関西国際空港まで行きました。
搭乗日:2020年12月8日(火)
<フライト1>
便名:KL1352便
フライト:プラハ空港 11:45発 – スキポール空港 13:25着
機種:Embraer E75
座席:エコノミー
<フライト2>
便名:KL0867便
フライト:スキポール空港 13:25発 – 関西国際空港 9:35(+1日)着
機種:Boeing B777-200
座席:エコノミー
今回は僕、妻、1歳10ヶ月の娘の3人での移動でした。
子どもとのフライトは楽しい半面、国際線の長距離フライトって大人にとっては戦いと言えるほど過酷なものでもあります。なのでフライトを少しでも賢く楽にするための方法やアイテムを僕の経験から紹介します。
またKLMオランダ航空の子ども向けサービスも紹介します。
フライトチケット・座席・シートベルト
小児料金と座席の制約
通常、満2歳までの小児であれば大人料金よりも割安な幼児運賃で搭乗することができます。その反面、子どもの座席はなく付添人の膝の上に座らせることになります。
一方で2歳以下の子どもでも大人と同じ料金を支払えば座席を1つ確保することができます。子どもを座席に座らせる事でゆっくり機内食を楽しんだりできるので、あえて大人料金を払って子ども用の座席を確保するというのも手ですね。
2歳未満と2歳以上で全然違う
今回の僕たちの移動では娘はすこし特殊な状況で、チェコを出発するときと日本を出発するときで2歳をまたいでしまうという状況でした。
チェコ出発時:1歳10ヶ月(2歳未満)
日本出発時:2歳以上
こういった状況の場合、行きを幼児運賃で帰りを大人運賃で買うことはできません。(片道ずつ予約すればできるがチケットが高額になる)ですので、往復チケットを大人料金で購入しなければいけませんでした。
子連れのときにの快適な座席はどこ?
バシネット席が予約できるのであれば予約しましょう。
バシネットとは写真のような赤ちゃん用簡易ベッドを設置できる席のことです。
だいたいエコノミークラスの前方の壁の直後に配置されています。
赤ちゃんをここに寝かせられるので自分の膝の上で常に抱っこしている必要がなくとても楽です。
一方でバシネットにおいても寝てくれないとき、赤ちゃんが座ったり遊んだりしているとバシネットから落ちないか見ていなければいけないので、大人は寝ることができません。
その点がデメリットに感じました。
バシネット席が予約できなかったら次に快適なのは、最後尾の座席です。
通常だと最後尾は飛行機から降りるのも最後だし、トイレやギャレーに近くてうるさいので敬遠されがちですが、子どもと一緒の時は逆にそれがアドバンテージになります。
機内に入るときは子ども連れなのでみんなより先に優先搭乗できますし、機内から出るときは荷物をまとめたり子どもを抱っこしたりする時間があり後ろの人を待たせる心配がないので精神的に落ち着くことができます。
あと、最後尾だとトイレやギャレー(機内食を準備したりCAさんが休憩したりする場所)に近いので席に座っていられなくなった子どもと歩いてぶらぶらしてもあまり罪悪感はないです。
むしろCAさんが子どもの相手をしてくれたりするので時間を潰すのにはちょうどよいです。
幼児用の安全用具
通常2歳未満の子どもを大人の膝の上に乗せる場合、大人のシートベルトと繋げるタイプの子ども用のシートベルトを装着します。このシートベルトは機内でCAが貸してくれるので自分で用意する必要はありません。
しかし今回のプラハ~関空の場合は、娘が2歳未満であるにも関わらず座席を確保しているために、その座席に着席する必要がありました。離着陸のときだけ大人の膝に座るという作戦はKLMでは認められませんでした。そのうえに2歳未満が座席に着席する場合はチャイルドシートもしくは安全具で固定する必要がありました。
そこで普段車で使っているチャイルドシートを持ち込もうとしましたが、チャイルドシートの横幅が飛行機のシート幅42cmをオーバーしてしまっているために持ち込めませんでした。
残念ながらKLMはチャイルドシートの貸し出しサービスは行っていないので、最終手段としてCARESという安全用具を米アマゾンから購入し機内に持ち込みました。
【KLMオランダ航空 お子様連れのご旅行について】
https://www.klm.com/travel/jp_ja/prepare_for_travel/travel_planning/children/index.htm
【安全用具CARESの公式ページ】
http://kidsflysafe.com/
持ち物
絶対に必要な持ち物
飲料水
機内ではミクル用の熱湯はもらうことができますが、空港での飲料水や機内で食事と一緒に飲む水も持っておいたほうが良いです。家を出発して目的地に着くまでなので僕は1.0L~1.5Lほど持っていきます。
500mlのペットボトル飲料水でも未開封のものであれば問題なく保安検査も通ることができますよ。
子ども用の食事(離乳食)
機内食で離乳食や幼児用の機内食を提供してくれる航空会社もありますが、子どもが食べてくれるとも限らないので持っていったほうが良いです。
だいたい2-3個あれば十分だと思います。
マグ
水や麦茶、ジュースをペットボトルからこのマグに移し替えておくと子どもも飲みやすいですし衛生的なので便利です。
おむつ
ドアtoドア(プラハの家->プラハ空港->アムステルダム空港->関西空港->三重の実家)で移動時間がだいたい24時間ありましたが、2歳児で10枚あれば足りました。
おしりふき
水99%の製品であればお尻ふきにもお口ふきにも使えて便利です。1パックあれば十分です。
ゴミ袋
BOS(ボス)という製品がうんちの匂いを軽減してくれてかばんに入れていても気にならないです。
着替え
機内は不安定なので飲み物や食べ物をこぼす可能性が高まります。1着以上あると安心ですね。
あると便利な持ち物
使い捨てスプーン
和光堂の栄養マルシェにはスプーンが入っていますが小さくて貧弱なので、プラスチック製のしっかりしたスプーンを持って行くとストレスが減ります。使い捨てだと使用後の汚れたやつを捨てられるので衛生的にも安心です。
使い捨てビブ
使い捨てビブは汚れたらゴミと一緒に捨てればよいだけなので便利です。汚れたビブをかばんに入れて中で汁や汚れが飛び散ったなんてこと防ぐことができます。
お菓子
子どもが好きなお菓子を持って置くと機嫌が悪い時にあげたり、飛行機が上昇中の耳抜きとして上げることができます。市販のお菓子もいいですしバナナなんかのフルーツもいいですね。
麦茶やジュース
ジュースがあると落ち着いてくれるのでここぞというとき用に持っておくと心強いです。
おもちゃや絵本
長距離国際線は機内で過ごす時間が長いので、こどもが遊べるおもちゃや絵本を準備しましょう。
何度も書いたり消したりできるお絵かきボードやシール絵本なんかが繰り返し無限に遊べて荷物も減って便利です。
スマホ
子どもはどうしても離着陸時のシートベルトを嫌がります。YouTubeやAmazon Primeの子供向けビデオをダウンロードしてインターネットがない状況でも動画を見れる状態にしておいてこのときに見せます。
うちの子どもはスマホを与えるとどんな状況でもおとなしくなるので最終兵器として常にスタンバイさせています。
子どもが落ち着くグッズ
飛行機は大人にとっても非日常的な空間ですので、子どもにとってもリラックスできるグッズがあるといいですね。いつも家で使っているグッズなんかがいいと思います。
僕の娘は枕カバーについているタグをいつも触りながら眠りにつくので、枕カバーを機内に持ち込みました。
エアーフットレスト
空気で膨らますタイプのフットレストがあると足元を埋めることができてフラットなスペースを作り出すことができます。これだけで子どもが寝るには十分なスペースを確保することができます。
またお絵かきボードや絵本置き場として活用することができスペースを有効活用することができます。
空港でのすごし方
基本的にはいつもの生活リズムのまま過ごすことを心がけましょう。下手に目的地の時間に合わせようとすると子どものストレスになってしまいます。子どもは疲れたら勝手に寝てくれるので無理に合わせる必要はありません。
もし空港で元気であればキッズスペースで遊ばせてあげましょう。長時間飛行機の中で自由に動き回ることができないのでここでストレス発散させてあげましょう。
機内持ち込み可能の軽量コンパクトベビーカー
空港に着いたらまずチェックインするとき、ベビーカーが大型だと荷物と一緒に預けてしまったほうが身軽になって楽です。
しかし空港内ずっと赤ちゃんを抱っこしていないといけません。
そこでこういった機内持ち込みも可能な超軽量コンパクトベビーカーがあると飛行機の搭乗口ギリギリまでベビーカーを使うことができます。
写真のように制限エリア内もスイスイです♪
機内では頭上の荷物棚に収納しておくことができます。
降機するときも飛行機出てすぐにベビーカーを使うことができるので無駄な体力を消耗することがありません。
プラハからアムステルダムの子ども向け機内サービス
アメニティとスナック
離陸してしばらくすると、お菓子と子ども向けアメニティが配られました。
KLMオリジナルキャラクター「ブルーイ」のパスポートカバー、塗り絵、色鉛筆がもらえました。
アムステルダムから大阪の子ども向け機内サービス
子ども向け特別機内食
事前にWebから幼児向け特別機内食を注文しておきました。
ブルーイのかわいいボックスに入ってサーブされますが娘は一切ブルーイに興味を示していませんでした。笑
メニューはフライドポテト、牛肉のパティ、バンズ、レーズン、お菓子類、ジュースでした。
おそらく自分でハンバーガーを作ってねというコンセプトのようです。
ポテトもパティも味付けはされておらず付属の塩で調整する感じだったので、子どもには優しいと思います。
子ども向けアメニティ
子ども向けのアメニティは機長を思わせるポーチとともにもらえました。
内容物はストラップ、塗り絵、色鉛筆、トランプ、ワッペンでした。
プラハ->アムステルダム線で塗り絵と色鉛筆はもらっているので2セット目です。
あと、やさしいCAさんがブルーイのスタイをくれました。
もう娘はスタイは卒業していますが、ありがたく頂いておきました。
【参考】大阪からアムステルダムの子ども向け機内サービス
日本からチェコへ再渡航する際も関西空港からKLMを利用しました。
搭乗日:2021年10月23日(土)
便名:KL0868便
フライト:関西国際空港 11:05発 – スキポール空港 15:15着
機種:Boeing B777-200
座席:エコノミー
子ども向け特別機内食
これは娘(2歳9ヶ月)用に注文したチャイルドミールです。
日本発の便のほうがフルーツがあっていいですね。
娘にはまだチョコレートを食べさせてなかったのでお菓子は僕が食べました。笑
最後に
子どもとのフライトは親にとって結構な負担になりますが、その旅行や移動は後々に大きな思い出となります。
すこしでも快適なフライトを心がけることで次も旅行しようという気分になります。ぜひ子どもといっぱい飛行機乗っていっぱい思い出を作りましょう!