こんにちは!ビール大好き海外旅行大好き、いながき(@s1nagak1_beer)です!
コロナ禍での日本一時帰国も終わり、KLMオランダ航空を利用して日本から、現在住んでいるチェコに渡航しました。
チェコから日本に帰国した際のレポートはこちら
この時期に日本からヨーロッパへ渡航される人は少ないので圧倒的に情報が不足していると思いますので、本記事ではPCR検査→日本出国→アムステルダム乗り継ぎ→チェコ入国→自己隔離→PCR検査までの様子を紹介します。
世界各国、各航空会社によってさまざまな制限はありますが、実際のところどういった状況なのか僕の経験を交えて解説していきたいと思います。
2021年5月1日(土):成田国際空港でPCR検査→結果受け取り
2021年5月2日(日):成田国際空港到着→アムステルダム→プラハ
2021年5月3日(月):プラハ自宅自己隔離1日目(初日)
2021年5月7日(金):プラハ自宅自己隔離5日目(最終日)
2021年5月8日(土):PCR検査
日本出国まえに必要なこと
搭乗72時間前のPCR検査で陰性証明書を発行
日本から「オランダを経由する場合」と「チェコに入国する場合」は飛行機に乗る時間の72時間以内にPCR検査を受診して、陰性証明書を発行する必要があります。
成田空港のPCRセンターは「受付から陰性証明書発行まで最短2時間」と謳っていますが、最大で何時間以内には発行しますとは明記されていません。
72時間以内かつ出発までに余裕を持った時期に受診するようにしましょう。
この陰性証明書は空港チェックインのときとチェコ入国のときに必要なもっとも重要な書類です。
成田空港(第1ターミナル)のPCRセンター
成田空港のPCRセンターは第1第2ターミナルそれぞれにあります。
第1ターミナル1のPCRセンターは北ウイングと南ウイングの中間の3階にあります。
【成田国際空港 PCRセンター 公式ページ】
https://www.nms-pcr.com/
PCR検査受診方法や費用など
僕のフライトは翌日の10:20なので、なんとしても今日中に陰性証明書を受け取っておきたいところです。
第1ターミナルのPCRセンターの受付時間が17:00、陰性証明書の発行が21:00までなので、僕は16:00から受付を予約しました。
予約しておくと料金が格段に安くなるので絶対に予約必須です。
第1ターミナルの方は受付が17:00までなので、深夜や早朝に受診したい場合や早朝に陰性証明書を受け取りたい場合は第2ターミナルの方を利用しましょう。
航空会社に関係なくどちらのターミナルのセンターを受診しても問題ありません。
しかしながら第2ターミナルのセンターであっても17時以降は時間外料金になるので注意が必要です。
料金は予約のありなしで大きく変わります。
僕は予約ありだったので35,500円でした。(なぜ5,500円高いのかは次で説明しますね)
なぜ2枚もあるのかを説明すると、オランダ政府指定フォーマットと国際的一般フォーマットの2種類の陰性証明書を発行してもらったからです。
まず、KLMオランダ航空は航空機に搭乗するために陰性証明書の提示を求めています。また、オランダを経由してシェンゲン圏内の国に行く場合、オランダ政府は陰性証明書の取得を義務付けています。
そういった理由でまずオランダ政府指定のフォーマットで陰性証明書を発行しました。
つぎにチェコ政府も72時間前の陰性証明書の取得を義務付けています。
チェコ政府は特にフォーマットの指定がないため国際的一般フォーマットで取得しました。
よって2枚違うフォーマットで陰性証明書を発行したので追加料金5,500円がかかり、結果的に35,500円となりました。
チェコまで渡航してみて最終的に分かったことですが、陰性証明書は国際的一般フォーマット1枚で十分でした。
詳細は後述します。
検体採取
僕が到着したときにはちょうど外国人研修生の団体と重なってしまったこと、PCR検査をする機械の1台が故障していたこともあり、すこし混雑していました。
受付、問診、検温、支払いなどを済ませ、16:45ごろにようやく検体を採取してもらいました。
陰性証明書の受取り
機器の故障もあって第1ターミナル営業時間内に陰性証明書を受け取ることができなかったので、第2ターミナルのPCRセンターで20:30に受け取ることになりました。
受け取りには領収書とパスポートが必要でした。
団体と重なったり、機器故障など不測の事態となった場合、成田空港PCRセンターが謳っている「最短2時間」で陰性証明書を受け取ることは難しいです。
せめてフライトの半日前くらい時間に余裕をもってPCR検査を受けるとよいでしょう。
こちらが実際に発行された陰性証明書です。
成田国際空港
国際線出発ロビー・チェックインカウンター
成田国際空港の国際出発ロビーも人はほとんどいませんでした。
僕ひとりに対して、KLMオランダ航空のグランドスタッフさんが1人ついてくれて、必要書類の確認やチェックインの方法を教えてくれました。
まず、国際的一般フォーマットの陰性証明書の確認、パスポート・EU滞在許可証の確認、チェコ入国時に必要な公衆衛生乗客所在フォームが入力済みか確認が行われました。
【チェコ入国時に必要な公衆衛生乗客所在フォーム】
ここに必要事項を記入しQRコードを発行しておきます。
https://plf.uzis.cz/
自動チェックイン機でチェックインして発券します。
荷物の預け入れも自動です。機械でタグを印刷し、それを自分で貼り付けて荷物を見送ります。
(制限エリア外)レストラン・お土産物屋・スーパー
制限エリア外はコンビニくらいしか営業していませんでした。
(制限エリア内)税関・出国審査・免税品店・ラウンジ
空港オフィシャルの免税品店とコンビニくらいしか営業しておらず、ブランドの免税店は閉まっていました。
税関
海外在住者は日本のスーパーや量販店で購入した物を免税にすることができます。
今回僕は総合スーパーの「イオン」で免税手続きをおこない、消費税8%分のキャッシュバックがありました。
空港での免税手続きはとても簡単で、税関のカウンターにある読み取り機にパスポートをかざすだけで完了しますので、ぜひ利用してみてください。
プライオリティ・パスでANAラウンジに潜入!
2021年4月1日からプライオリティ・パス保持者はステータスや座席クラスに関係なくANA LOUNGEが使えるようになりましたので早速潜入してきました!
【TRAICY 「ANA、プライオリティ・パスでラウンジ利用可能に」】
https://www.traicy.com/posts/20210401204833/
プライオリティ・パスで入場できるのは羽田空港の第3ターミナルの「ANA LOUNGE」と成田空港の第1ターミナルサテライト5の「ANA LOUNGE」に入室できるので、国際線利用者しか利用することができません。
この日は「ANA SUITE LOUNGE」のみのオープンだったので、予想外にスイートラウンジに入れてしまいました!
上級会員でもない、ビジネスクラス利用者でもない、ましてや他アライアンスの航空会社利用者に門戸を開いてくれるなんて、ANAさん太っ腹です!
中はとても落ち着いた雰囲気で開放感がありつつも、適度に区切られているため他のお客さんとの距離感が保たれているといった印象です。
ビール、あられ、タコのおつまみをいただきました。
タコのコリコリとした食感と魚卵のプチプチとした食感が楽しめる、もちろんビールに抜群に合うおつまみでした。
ラウンジからは飛行機を間近に見ながらビールを飲むことができます!
これからのフライトに向けてテンションが上っていきますね!
東京からアムステルダムへ
KL0862便
成田空港 10:20発 – アムステルダム スキポール空港 14:48(
当日の乗客は10名ほどしかおらず、搭乗も一瞬で終わり、すぐに離陸準備完了となりました。
今回僕はエコノミークラスを利用します。
乗客が全然いなくて座席一列を独占できフルフラットになれるので、快適な座席を希望ならエコノミーで十分だと思いました。
機材
使用機材はBoeing777-200、エコノミークラスの座席配置は4-3-4でした。
このとおり一列のみならず周囲の席を独占できます。
座席ディスプレイは日本語に対応しており、ディスプレイ下部にはUSB充電ポートと3.5mmイヤホンジャックが完備されています。
(ディスプレイの画面www)
また座席したには各国のプラグ形状に対応したコンセントも設置されていまいた。
これがあればパソコンを充電することもできそうです。
エコノミークラスのトイレはこんな感じです。
ここに設置されているハンドソープの匂いが花の甘い香りでとても好きでした。
機内販売とかで売っていたら買いたいです。
こちらはビジネスクラスの座席で、2-2-2の座席配置です。
機内エンタメ
映画のラインナップはちょっと残念でした。
安全ビデオ
安全ビデオはオランダ語で英語字幕でした。
オランダの伝統的なデルフト陶器で作られていてとても可愛いテイストです。
機内サービス
CAさんと機内アナウンス
CAさんはみなオランダ人で男性と女性半々ぐらいの比率でした。
みなさん乗客とフレンドリーに話しをしながら乗務されており、とてもリラックスされた様子でした。
機内アナウンスはオランダ語→英語→日本語という順で放送されましたが、日本語は録音でした。
アメニティ
離陸前に除菌グッズと水がもらえました。
このほか各座席にはクッションとブランケットが配布されます。
機内食(1回目)
離陸して1時間語くらいに、1回目の機内食のサーブがありました。
メニューはこの1種類のみで、メインはパスタでした。
正直、メインに肉か魚がないのでちょっと物足りませんでした。
食後にはコーヒーなどホットドリンクがもらえます。
スナック
飛行中はよくCAさんが座席を回って「ドリンクはいらない?」と声をかけてくれました。
希望すればスナックももらえます。
せっかくなのでスナックをビールをいただいて、ダウンロードした動画を見ながらくつろぐことができました。
機内食(軽食)
離陸して7時間後くらいに軽食のサンドイッチが配られました。
具材はポテトとチーズで美味しかったです。
(コーラこぼしました。すみません!)
機内食(2回目)
離陸して9時間後(到着の2時間前)くらいに2回目の機内食のサーブがありました。
メニューはこの1種類のみで、ホットチーズパイでした。
サラダとフレッシュフルーツがついていたのが嬉しかったです。
アムステルダム スキポール空港
飛行機を降りてトランジットのほうへ向かうと手荷物がやってきます。
スキポール空港の荷物検査は最新式で、バッグの中のパソコンなどをいちいち外に出さなくてもよいんです。
パソコンとかiPad出すの地味にめんどくさいのですべての空港に導入してほしいですね。
パスポートコントロールは全然混んでいなくて特に質問もなくすんなり通過することができました。
陰性証明書はチェックすらされませんでした。
免税店・飲食店・ラウンジの営業状況
スキポール空港のお店はほとんどが営業していました。
しかし政府の規制なのか、19時でお店もラウンジもすべて閉店していたので、もしショッピングを予定されている方は早めに済ませておくほうがよいでしょう。
アムステルダムからプラハへ
KL1359便
アムステルダム スキポール空港 21:05発 – プラハ ヴァーツラフ・ハヴェル空港 22:30着
搭乗率はほぼ100%満席でした。
機材
使用機材はEmbraer190。
僕が利用したプレミアムエコノミーの座席配置は2-2でした。
機内エンタメ・安全ビデオ
ヨーロッパ内の短距離路線なので、座席にデスプレイはついていません。
安全ビデオもなくCAさんのデモンストレーションを見るタイプです。
機内サービス
CAさんと機内アナウンス
CAさんはオランダ人の方でした。
機内アナウンスはオランダ語と英語のみなので注意して聞きましょう。
機内食・アメニティ
離陸後して45分後くらいに除菌シート、機内食、ドリンクのサービスがありました。
メニューはサンドイッチでした。
正直、この手の硬いサンドイッチがあまり好きではないので機内では食べずに自宅に持ち帰りました。
チェコ到着・入国手続き
日本からチェコに入国する際の制限
日本からチェコに入国した場合は以下の制限・指示に従わなければいけません。
- 公衆衛生乗客所在フォームの記入(成田空港で記入済み)
- 出発72時間前に受診したPCR検査の陰性証明書の提出
- チェコ到着5日後に再度PCR検査の受診
- 再度PCR検査で陰性が判明するまでは自己隔離
- チェコ到着14日後までFFP2マスクの着用義務
チェコ入国手続き
飛行機から降りて荷物受け取りに向かうと、通常、オランダからチェコに移動するときはシェンゲン協定域内なので、なにも審査・手続きは必要ないですが、現在は入国管理スタッフによる書類の確認があります。
ここで、パスポート・ビザ・陰性証明書・公衆衛生乗客所在フォームのQRコードにチェックがあります。
もし、公衆衛生乗客所在フォームに未記入でスマホが使えない場合はパソコンが用意されていますのでそのパソコンを使用することができます。
すでに記入済みの人はそのまま入国審査にすすみ、パスポート・ビザ・陰性証明書・公衆衛生乗客所在フォームのQRコードを入国管理のスタッフに見せます。
するとスタッフはちらっと見せただけで「行っていいよ」とゲートを開けてくれました。
実際、全然内容は確認していなかったですね・・・
そして預けていた荷物をピックアップし、税関を通り抜け、到着ロビーに到着です。
この税関を通り抜けるときにスタッフに呼び止められ、パスポートやビザの確認をされました。
荷物の仲間では確認されませんでしたが。
おそらくこの時期、アジア人が大荷物で入国するのが珍しいから呼び止めたのでしょう。
しかし僕はやましいことはなにもないので、簡単なチェックのみですぐに開放されました。
到着ロビーに出たあとは、移動については特に制限はないので、そのまま公共交通機関で自宅に移動しました。
チェコ入国後の生活
自己隔離・FFP2マスク着用
チェコに入国後、再度PCR検査を受けて陰性と分かるまで自己隔離をしなければいけません。
しかしながら、警察官が自宅に来てチェックすることもありませんし、日本のようにGPSで位置情報を送信することもありませんので、スーパーへの買い物などは普通に行けます。
外出のときはFFP2マスクを着用しなければいけません。
再度PCR検査の受診
チェコに入国後5日後に再度PCR検査を受けなければいけません。
今回もプラハ空港の検査場でPCR検査を受診しました。
今回は「スタンダードプラン」を選択しましたので、料金は1,750CZK(約8,750円)でした。
PCR検査の結果が「陰性」だった場合、検査結果はPCRセンターから保健所に直接送信され処理されます。
ですので僕が結果をどこかに提出する必要はありませんでしたので、僕側のやることとしてはPCR検査を受けた時点で終了なので、とても楽でした。
プラハ空港PCRセンターでの受診方法などは以下の記事をご覧ください。
プラハ空港でのPCR検査の受け方
最後に
コロナ禍でチェコもしくはヨーロッパへ移動される方、不安も多いかと思いますが日本帰国に比べたら制限も少ないので安心してください。
本記事では省略した部分もありますので詳細が知りたい方は遠慮なく「お問い合わせ」やTwitterのDMで聞いて頂いて構いません。
できるかぎりアドバイスいたします。